816A7308-EAEE-44A1-91F0-156A32EB0E41

①視る力👀

ピアノを演奏するときはまず、「譜読み」と呼ばれる楽譜に書かれた音を読む事から始まります。この譜読みが苦手という人が多いのですが、音をすらすら読むためには、音1つ1つを正確に読んでいく事以外にも、楽譜の「視るべきポイント」がいくつかあります。
そのポイントを意識しながら譜読み力を上げていくのが“視る力”です。

CF995597-74CC-45C0-8176-B7E68482F14B

②弾く力✋

ピアノを弾くには、楽譜を見てすぐに演奏できる「初見奏」を鍛えることが大切です。
初見奏では、①音を正しく弾く力、②楽譜から表現を読み取る力を高めます。
また、様々な調性や音型に対応するための移調奏、創造力をつけ、より柔軟な演奏に繋げるための即興演奏などを通して演奏力を上げていくのが“弾く力”です。

1FC9E95F-5E63-4007-84AC-409FC979B148

③聴く力👂

自力で楽譜を読み込み演奏するには、自分が出した音が正しい音であったか、思ったような表現ができていたかどうかなど、演奏した音を聴き分ける力が必要です。また、音を聴き取り、瞬時に頭の中で音の高さやリズムが浮かぶ力は譜読みの速さにも影響します。
さらに、気に入った曲を耳コピして演奏するなど、音楽を幅広く楽しむための力を鍛えるのが“聴く力”です。

1FA73828-045A-43AC-AD72-885D334EF627

④書く力✏️

楽譜を早く正確に読むためには、音の高さやリズムを正確に理解することが大切です。
自ら五線に書き下ろすことで、なんとなく見ていたものや弾いていたものをしっかりと記憶に定着させることができます。さらに、作曲を通して楽譜のルールを知ったり、作曲家が楽譜に込めた意図を読み解く力をつける、これらが“書く力”です。

FD4C9622-5E0A-4829-A21C-4C1143C4C202

⑤歌う力👄

楽譜を見て、頭の中に音楽が鳴るようにするには音感を鍛える必要があり、音感を鍛えるのに重要なのが「歌うこと」です。鍵盤は指で押せば簡単に音が出ますが、歌うというのは、自分で音の高低を意識し、発声を調整しなければなりません。自分の体の中を通して表現したものは、感覚に深く刻み込まれます。また、呼吸を必要とし、細かなニュアンスがつけられる歌で表現法を学ぶことは、ピアノの表現力を格段にアップさせます。これが“歌う力“です。

416ED1CC-749D-414D-AFE9-F50C61654366

⑥音楽分析力💡

ピアノを演奏するには、楽譜から、曲の書かれた時代や背景、構造などを理解し、表現していく力が必要です。最初は同じメロディを探すといった簡単なところから始まり、徐々に調判定やハーモニー進行、メロディの作曲法などにも触れ、作曲家が曲に込めた想いや意図を譜面から読み取っていくのが“音楽分析力”です。 

B4AB8B76-D12C-4F03-BC98-936B77F128BA

⑦音楽知識力📚

音楽分析力を高めるためには、「楽典」と言われる音楽の色々な理論的知識も必要になっていきます。その他、作曲家や時代背景といった音楽史的知識を知ることも、演奏表現を考える上でとても大切です。知識をつけ、演奏者としても聴衆としても深く音楽を理解し楽しむための力、それが“音楽知識力”です。